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突然の登校拒否 (武井八重子コーチ)

武井八重子

それはまさしく青天の霹靂でした。

現在動物病院の看護士めざして、日々楽しそうに学校に行っている娘から 「気持ち悪いから、今から帰る」との電話がありました。

たまたま家にいた私は風邪かなぁ~なんて思っていたのです。

家に着いた娘は、顔色も悪く元気もなく熱はないのですが、家でも3回吐いて、とりあえずは様子を見ようと軽く考えていました。

そしてその日から2週間学校を休みました。

休み始めた当初、かぜの症状もあり病院にも行き(インフルエンザではなかった)薬も処方され寝ていましたが、なんと言うか「母の勘」でなにかおかしいと感じていたのです。

「具合はどう?」

「うん!ずいぶんいい」

「そうか!よかった。学校いつから行く?」

「・・・・・」

「まぁ~とりあえずきちんと治してから考えようね」

「・・・・・」

私の胸は鼓動が高鳴り、何か良くないことが起こりそうな予感がしていました。

しかし、今までの娘の行動を思い起こすと、学校大好きでいつも元気でいましたから「まさか!まさか!」とネガティブな方向に考える自分の心を戒めていました。

しかし現実は、私の恐れていたものへと進んでいたのです。

確か休み始めて4日目の夕方 「ママ、私学校行きたくない」と涙を浮かべ私のほうをじ~っと見ています。

その目が語っている事をきちんと聞くことがとても怖くて、ため息をついている 私をもう一人の私が「ちょっと待って落ち着いて」と言ってる事を、どこか他人 事のように聞いている私を感じ、なんとも不思議な気分でした。

そう、言い換えれば時間がスローモーションで動いていました。

「行きたくないんだ・・・?」と私。

「うん」と娘。

そしてしばしの沈黙。

「あのね、なんとなく学校が楽しくない。動物の勉強は嫌いじゃないけど 以前ほどの魅力を感じなくて・・・私、英語勉強して留学したい」 来た来た来た。

私の心拍数は上昇し、意識して普通の表情をしていることが辛いくらいでした。

「そうなんだ!いつからそう感じていたの?」

「夏休み明けから」 「全然わからなかったよ。」

「・・・・・」

「どうして、今留学なの?」

「外国に行きたいの。英語を勉強したいの」

「ひとつ聞いてもいい?」

「うん」

「動物病院の学校はあなたが考えて決めたんだよね。それは真剣に考えて決めたんだよね。何があったかは分からないけど、そう考えた経緯を教えてほしいな?」

「なんとなく友達についていけない。楽しくないんだよ。ただそれだけ」

「友達についていけないんだ」

「うん。みんなと笑うつぼが違う」

「ふぅ~んそうか、それは辛いね」

確かこんな感じで話は進んでいきました。

私はコーチであることを常に頭におき、言葉と表情には最大限の注意を払っていましたが、正直「難しい」と感じていました。

と、同時にどうして「難しい」と感じている自分がいるのか?を明確にしようと思いました。

そして、私の心の中に娘の気持ちより私の気持ちを大事にしている自分を発見してしまうのでした。

長くなりそうなので、この続きは次回へ・・・


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