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娘との4ヶ月間 (武井八重子コーチ)

武井八重子

今の私の心境は「やっとこのページに書ける!」の一言です。

前回書いてから4ヶ月も経っています。

その間いろんな事がありました。

まずは娘が4月から何をするかが決まったという事。

今、彼女はとても元気で前向きで、毎日楽しそうにしています。

当然、私と娘は別人であり、別の人格を持っているわけですが、どうしてこうも娘が元気だと、私も元気になるんでしょうか?

これが親として自然な感情であり、決して他人には感じない愛情なんでしょうね。

こんな気持ちになれるまでに、本当に波乱万丈の日々でした。
(今だからこそ語れるのですが・・・)

彼女は10月から必死で(本当に頑張っていた)勉強してきました。

目指していた学校の社会人枠を受験するために・・・

しかし結果は「不合格」 社会人枠はダメでも、一般入試だってあるし、別の学校もあるけど 彼女はその試験にかけていたようでした。

不合格の通知を受け取った時から、まるで燃え尽き症候群のように何もしない生活がスタートしました。

親として、コーチとしていろんな言葉をかけてみたものの、 あのいきいきとした顔や笑い声は消えていました。

とりあえず少し静観しみよう、彼女ならきっとどこかで踏ん切りをつけてまた、元気になるだろうと心の中で思いつつ、普通通リに過していたわけです。

でも実際は部屋のドアにつっかえ棒をして、私たちが入れないようにしているし一緒にいる時も、話はせず携帯を見ているそんな生活でした。

話かけても「別に~」「どうでもいいじゃん」こんな返事ばっかり。

こんな生活は普通じゃないと感じつつ、何をしよう?大丈夫かな? いやいや信じよう!私の思考はいつもぐるぐる回っていました。

そんなこんな生活の中、娘の成人式の事で話し合いがあり、その時に主人と私と娘と久しぶりに向き合った時がありました。

私は一緒のテーブルで納得できるまで会話をしたかったので、最初は優しいムードで

「話し合いの場にいてくれる事がうれしいよ」

「ねぇ~これからどうするの?」

「何を考えているの?」

「たまには一緒にいろいろ話そうよ」

「元気がないあなたを見ていると、親として苦しいよ」

「何をしてほしい」

なんて聴いていました。
また、娘の話す内容によっては

「それって、甘いんじゃない」

「自分の考えを言わなきゃ、誰にも理解してもらえないよ」

「あなたのその思いをどうやったら信じられるの」

「それは間違っている。それはわがままだ」

という言葉も出てきていました。

時には泣き、時には笑いお互い心の中を全部言い尽くしての3時間でした。

そんな話し合いがその後も行われて、2回目は4時間の家族会議でした。

その時感じた事は

「娘の話を聞かないと、分からないという事」

「親の話を聞いてもらわないと、分からないという事」

「感情的になっては、いけないという事」

「心の底から、娘の事を信じるという事」

「捉え方ひとつで、どうにでもなるという事」でした。

1月に行われた別の学校の試験に合格して、 晴れて娘は4月から新しい学校に行く事となりました。

昨日入学金を納めてきましたが、 その前夜に娘に聞いてみました。

「この入学金は決して安い金額じゃないよね。このお金はあなたを信じて あなたの将来を考えてのお金だよ」

「わかってる。いろいろありがとう。」

「今更だけど、ママはあなたを信じていいね?」

「うん。私、がんばる」

「OK!じゃ明日払ってくるね」とこんな感じでした。

この4ヶ月の間に書けない事もたくさんありました。

でも、今私が思うことは

「娘がかわいい」

「娘を信じよう」

「娘に幸せになってほしい」に尽きます。

ひょっとしたら、甘い親かもしれません。

でも私にはこの方法しかありませんでした。

娘が部屋にこもった時に、 どなったり、批判したり、なじったりは 1度もしませんでした。

そんな事をしてもこじれるだけだと知っていたからです。

私の娘は決してこの選択を「親は甘い」とは捉えていません。

子育てはいつ終るのでしょうか?

心のどこかでは、終りたくないと思っているのでしょうか?

親として、必要とされたいと・・・

今回の騒動(?)から、 私も娘も「自立」という言葉を本当の意味で少しだけ 味わった様な気がしています。

また、何かありましたら書きますね。

次回は嬉しいお知らせで書きたいですね。


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